yuのほっこり暮らし

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【京都・西陣】手織ミュージアム織成館で涼と和の文化を楽しむ

お久しぶりです、yu@yuka_8730です。

最近一気に熱くなってきた京都。観光で訪れた人たちはとにかく涼みたい!と思う人が多いはず。

 

そこで、今回は涼を感じながら京都観光、京都の文化を楽しめちゃうスポットを紹介したいと思います。

 

せっか京都に訪れたのに、「暑くて観光したくない。。。」「冷たいもの飲みたい。。。」

 

そんな風になってしまってはもったいない!

 

でも、「観光地は暑い上に人もたくさんいるからしんどそう。。。」

 

まったくその通りで、観光地の屋外は熱中症になってもおかしくないレベルだと思います。

であれば、すいていて、屋内、さらに京都らしい観光地に行きたいと思いますよね?

 

私は暑さに強烈に弱いので、そういうところに行きたい!

 

そんな方々にぴったりな、秘密の場所を紹介します。

 

 

京都西陣「織成館」で涼と和の文化を楽しむ

手織ミュージアム織成館とはどんなところ?

市バス「今出川浄福寺」から浄福寺通りを北へ徒歩5分ほど。

 

北へどんどん歩いていくと、織成館付近に風情ある石畳の道が見えてきます。

その空間に足を踏み入れると、今まで歩いてきた道とは一気に雰囲気が変わり、異空間に誘われた気分になります。

 

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なんてステキな通りなんだろう。。。

 

この石畳の通りはとても人気なのでぜひ味わっていただきたい。

 

そして、このステキな空間で存在感を放っている「織成館」にたどり着きます。

 

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織成館外観入口 麻ののれんがステキ

 

ここ「織成館」は、全国の手織物、能装束、時代衣装などの作品が展示されており、手織工房の見学もできるミュージアムです。

 

これまで西陣は観光客が来ても「見せる場所」「見てもらう場所」がありませんでした。そのため「西陣織を見てもらおう!」ということで、1989年(平成元年)に手織ミュージアムとしてオープンしました。

 

なんと、もともと西陣の織物メーカー「渡文」の仕事場・店として使われていたそう!

商談スペースで受注を取った際には、渡文の人たちはよく近所の花街「上七軒」に飲みに行っていたとのこと。

 

そのため、西陣の景気が良い=上七軒の景気が良いと相乗効果が生まれていたみたいですよ~!

 

ではでは、そんな織成館のすばらしさを体感すべく、中を見ていきましょ~!

 

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織成館内観入口

 

京都らしさを感じられる空間

織成館は、中に入った瞬間の衝撃が大きいです!

目の前に広がる開放感のある木造建築の空間。吹き抜けの天井は高く、木の柱と梁、そして奥行きがある伝統的な二階建ての京町家の造りとなっています。

 

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入ってすぐの場所は昔おくどさん(=かまど)などの炊事場で、奥が商談スペースだったそう。

 

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いわゆる、「織屋建て」=店用と生活用の棟が分かれている造りではなく、居住空間の奥に作業場がある職住一棟の造りなのです!

 

職人がたくさん住んでた西陣ならではだね!

 

そんな造りの館内をうっとりとしながら見渡すと、おくどさんスペースが取り除かれ、美しい織物の着物たちがお出迎えてくれます。

 

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突き当りには木造の階段があり、上っていくと。。。

 

いろんな地域の織物が飾ってあるーーー!!!

 

そうです。全国の織物の衣装が展示されており、普段見ることのない沖縄や北陸のものなど珍しいものがたくさんありました。その土地によって雰囲気が違う織物の数々は見応えがあります。

 

訪れたときは夏だったので、涼し気な衣装がわりと多く、見ていてとても新鮮でした!

 

そして、さらに奥の部屋に進んでいくと、そこにはなんともステキな空間が。。。!!

 

涼を楽しめる空間

目の前に飛び込んでくる、畳と着物の和の空間。

そしてその先には美しい簾と青紅葉の景色が広がり、静寂さと涼しげな風が心を癒してくれます。

 

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中の造りは天井が低く、古い京町家の造り。畳の部屋の両側には夏の涼しげで美しい着物や帯が並べられており、まじまじと見入ってしまいます。

 

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美しい床の間

 

その奥にある景色に導かれ、歩み寄ってみると美しい青紅葉が見える窓とその窓に垂れ下がる簾。開けられた窓からは風が入り、風になびく簾に風情を感じます。

そして何よりすいているのでひたすらのんびりできる!!

 

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涼しげな簾と青紅葉

 

そんな京都らしい風情あふれる光景を目の当たりにしたとき、きっと「この美しく、涼しげな空間に浸っていたい...!!」そう思ってしまうでしょう。

 

そんな私はあまりの心地よさにしばらくこの場に座り、このお気に入りの空間をただひたすら感じていました。

 

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座りながら静かに涼を楽しむ

 

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窓際からの中の様子


「京都で涼を楽しむとはまさにこれか!」と思える体験ができます。

 

 和の文化を味わえる空間

そしてさらに奥に進んでいくと、西陣織で織られた商品などが並び、最終的には手織り工房にたどり着きます!

現役の西陣の職人さんが織っている様子を間近で見れることなどめったにないので、これはとても貴重です!

 

しかもここは観光用に見てもらう工房じゃなくて、仕事場の本物の工房!

 

織り機など実際に見てみたら圧倒して感動される人も多いと思うのでぜひとも訪れていただきたい!

 

いや~職人技ってすごいし、カッコいい...!!

 

ここまでだけでも堪能し、感動して満足感を感じるのですが、最後の衝撃が私にとっては最高でした...!!!

 

二階を見終わった後、最後にお茶とお菓子をいただけるのですが、この和の空間が本当にすばらしい!!

 

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手前には茶道道具が並べられ、和を感じる木のちゃぶ台のようなテーブルと畳、床の間、蚊取り線香、奥には日本庭園。

 

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手前の蚊取り線香がまたステキ...

 

見た瞬間にその和の空間にうっとりしてしまいます。

 

こんなすてきな空間で坪庭を眺めがらお茶とお菓子でいっぷくできるなんて...なんて至福のとき...

 

この日のお茶は老舗のお茶屋さん一保堂のお茶、お菓子は金谷正廣の真成豆

 

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一保堂のお茶は言わずもがなおいしいのですが、真成豆は初めて見た和菓子だったので衝撃でした。

 

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見た目は「抹茶の豆...??」と思わせるのですが、実はこれは抹茶ではなく青のりだというまさかの衝撃!

 

京都=抹茶というイメージがあるから、珍しい和菓子かも!

 

青のりに包まれた大豆の粉。その中に丹波の黒豆が入っており、甘くておいしい和菓子です。食べていると「お茶が欲しくなる!」という和菓子なので、一保堂のお茶がまた絶妙でした笑

 

お土産にもぴったりな真成豆なので、おうちでいただく際はぜひともお茶と一緒にいただいてほしいですね!

 

ちなみに、あまりにもおいしかったので帰りに金谷正廣に買いに行きました笑

 

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真盛豆のほっこりパッケージがかわいい...

 

以上、満足感たっぷりの場所でした。拝観料も500円と安いので、毎月通いたいですね!笑

 

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織成館はこちら

 

 

 

金谷正廣はこちら

 

織成館の楽しみ方まとめ

  • 京都らしい館内の造りを見て楽しむ
  • 京都の町家で涼を楽しむ
  • 織物と和の空間で京都の文化を楽しむ

 

京都らしい場所で涼みながら織物、和の文化を楽しめるなんて最高ですよね!

暑い暑い京都の夏。ゆっくりと京都の文化を体感してみてはいかがでしょうか。

 

 

それでは、また。